【手放す練習】ミニマリスト思考で“選ぶ力”を高める8つの基準
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はじめに
私たちは毎日、多くの選択をしながら生きています。その中でも「モノを買う」「持ち続ける」といった物選びの判断は、思っている以上に私たちの生活や心に影響を与えます。私自身、かつては物が多すぎて部屋は散らかり、探し物や片付けに多くの時間を取られていました。そんな私が“ミニマリスト思考”を取り入れたことで、生活が一変しました。
今回は、私が実際に実践している「モノ選びの8つの基準」をご紹介します。これらは特別な知識がなくても、今日から誰でも取り入れられる内容です。
1. オールインワンであること
なるべくひとつのアイテムで複数の役割をこなせるものを選ぶようにしています。たとえば、シャンプー・ボディソープ・洗顔が一体化した全身用ソープや、iPhoneやiPadに統一したスケジュール管理・読書・メモ機能などがその例です。
以前は、シャンプーや化粧水など、役割ごとに別々のアイテムを使っていましたが、同じ効果なら一つにまとめた方が管理も楽ですし、持ち物も減らせます。
2. 小さい・たためる・軽い
モノの数だけでなく、モノの「体積」も生活の快適さを左右します。私は「折りたためるデスク」や「折りたためるボストンバッグ」などを使っています。どちらも使わないときはコンパクトに収納でき、出先でも持ち運びがしやすくなりました。
スペースに余裕が生まれると、心にも余白ができるように感じます。
3. 機能美があるか
見た目が好きなモノだと、使うたびに気分が上がりますよね。私の場合、長く使いたいと思えるかどうかの基準として「使いやすさ」と「見た目の美しさ」を両立できるかを意識しています。
たとえば、Apple製品のように、機能と美しさを兼ね備えたモノは、毎日の生活にちょっとした満足感を与えてくれます。
4. 管理コストが低いか
モノを持つということは、使うだけでなく、掃除やメンテナンスも必要になるということです。私が大事にしているのは、「日々の手間がかからないか?」という視点。
例えば、以前は乾燥不可の服を何枚も持っていましたが、今は乾燥機OKで着られるものを選んでいます。その結果、準備もスムーズになり、時間にも気持ちにも余裕ができました。
5. 所有欲を満たすか
「持っていて嬉しい」と思えるモノは、数は少なくても満足感が高くなります。私は“量より質”を重視するようになってから、衝動買いが減り、お気に入りのモノに囲まれるようになりました。
たとえば、安価な服を何枚も買うより、気に入った服を1枚持つことで、着るたびに気分が良くなります。
6. 出口戦略があるか
買ったはいいけど使わない。そんな経験ありませんか?私も以前は「とりあえず買ってみる」ことが多く、結局捨てることになってしまうモノが多々ありました。
今は「手放しやすいか」を意識して購入します。フリマアプリで売れそうなもの、リサイクル可能な素材、使い切れる消耗品など。これにより、ムダな買い物が減り、気持ちも軽くなりました。
7. 感情が動くか
理屈ではなく、「好き」という感覚を大切にするようにしています。どれだけ機能的でも、心が動かないモノは結局使わなくなってしまいます。
逆に、見るたびに気分が上がるモノは、手放すことなく長く愛用できます。たとえば、色や素材、手触りなど、五感で気に入っているかを判断材料にしています。
8. サステナブルか
環境に優しい選択をすることも、最近のモノ選びで大切にしていることのひとつです。リサイクル素材の使用や、長持ちする製品を選ぶことで、モノを買うこと自体が地球にとってもプラスになると考えています。
「買うことで応援したい」と思える企業やブランドを選ぶことも、選び方のひとつです。
実践している買い物ルール
- まずはレンタル:いきなり買わず、使ってみて本当に必要か確認する
- 中古で探す:まだ使えるモノは再利用。コストも環境負荷も抑えられる
- 新品は最終手段:上記で解決しないときだけ買う
- ワンインワンアウト:1つ買ったら1つ手放す
- ワンカテゴリー・ワンアイテム:同じ用途のモノを複数持たない
- 持ち物はスーツケース1つに収まるように:上限を決めて管理しやすくする
おわりに:選ぶ力が未来を変える
「どれを選ぶか」は、「どんな人生を歩むか」にもつながります。私自身、物選びの基準を明確にしたことで、無駄な買い物が減り、お金も時間も気持ちも、ずっと楽になりました。
ミニマリズムとは、我慢ではなく「本当に必要なモノだけを大切にする」考え方です。もし今、モノに囲まれてストレスを感じているなら、まずは“選び方”から見直してみてはいかがでしょうか?
あなたのモノ選びが、今よりもっと軽やかで心地よい毎日につながることを願っています。
参考文献
- しぶ『手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択』
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