【逆張り思考】失敗を成長に変える最速リスタート法
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はじめに|失敗で立ち止まってしまうあなたへ
最近、『逆張り思考 戦わずに圧倒的に勝つ人生戦略』という本を読みました。
その中で、特に心に残ったのが「失敗に対する考え方」です。
失敗は誰にとっても辛いもの。
挑戦した結果、うまくいかなかったとき、心がズシンと重くなり、何も手につかなくなってしまう。
そんな経験、ありませんか?
私もこれまで、何度も経験してきました。
- 学生時代、サッカーの試合で負けたとき
- 就職活動で不合格通知を受け取ったとき
- 社会人になって大きな仕事のミスをしたとき
そのたびに、
- 「自分には才能がないのではないか」
- 「この道は向いていないのではないか」
そんなふうに悩み、何日も何週間も立ち止まっていました。
しかし、『逆張り思考』を読んで改めて思ったのです。
落ち込むことに意味はない。落ち込むのは時間の無駄だ。
この記事では、
- なぜ落ち込むのは無駄なのか
- 失敗した直後にどう動くべきか
- 成功に近づくための「考え方」と「行動」
について、私自身の体験を交えながら、分かりやすくお伝えしていきます。
なぜ落ち込むのは時間の無駄なのか?
過去には戻れない
どれだけ悔やんでも、
失敗する前の自分には戻れません。
- 失敗をなかったことにはできない
- 言わなかったことにはできない
- やらなかったことにはできない
だったら、立ち止まっている時間よりも、
「次に何をするか」を考えた方が、確実に未来は変わります。
落ち込んでも状況は変わらない
私は大学時代、ドイツにサッカー留学をしたことがあります。
しかし、現地では英語もドイツ語もほとんど話せず、まともにコミュニケーションが取れませんでした。
当然、友達もできず、サッカー選手としても飛び抜けた才能があったわけではない私は、
ただ孤独と無力感に押しつぶされる日々を送りました。
最初は「どうにかなる」と思っていたものの、現実は厳しく、
誰にも頼れず、結局何も成し遂げられないまま日本に帰国することに。
あのとき、私は本気で思いました。
- 「自分は何もできない人間だ」
- 「何をやっても無駄なんだ」
でも、何週間も落ち込んだ末に気づきました。
いくら悔やんでも、現実は何も変わらない。
むしろ、落ち込めば落ち込むほど、自己肯定感は削られ、
何かを始めるエネルギーすら失ってしまう。
時間だけが、ただ無意味に過ぎていったのです。
落ち込む=思考停止状態
あのときの私は完全に「思考停止」していました。
- どうせ無理だ
- 自分には向いていない
- 何をやってもダメだ
こんなネガティブな言葉が、毎日頭の中をぐるぐる回っていました。
そして、何もできない自分をまた責める、そんな負のループに陥っていたのです。
落ち込む=思考が止まる。
思考が止まれば、行動も止まります。
行動が止まれば、成長も止まる。
これほどもったいないことはありません。
失敗直後にやるべき3つのこと
それ以来、私は失敗に直面したとき、
できるだけ早く「次に進む」ことを意識するようになりました。
失敗した直後にやるべきことは、たった3つです。
1. 気持ちを切り替える(セルフトーク)
まずは心の中でこう言い聞かせます。
「だから、落ち込むのは時間の無駄だ」
英語学習を始めたときも、何度もこの言葉を自分に投げかけました。
最初のTOEICスコアは580点。
世の中の「ハイスコア層」とは程遠い結果でした。
でも、あのときに必要だったのは
「自分はダメだ」と嘆くことではなく、
「これから成長していこう」という前向きなセルフトークだったのです。
2. なぜ失敗したのか?を冷静に分析する
次に、原因分析を行いました。
- 単語力が足りない
- 文法があやふや
- リスニングで聞き取れない
- 読解スピードが遅い
自分を責めるのではなく、
まるでデータを整理するように淡々と問題点を洗い出しました。
3. 改善策を決めたら即行動
分析ができたら、すぐに動きました。
- 毎日単語帳を30分
- 毎日文法問題集を30分
- 毎日リスニング教材を30分
- 毎日オンライン英会話で30分会話練習
とにかく小さな一歩を積み重ね、立ち止まらず前進を続けた結果、
1年半後にはTOEIC955点を取得できました。
失敗は「誤差」|数を打てば必ず成功する
ここで視点を変えてみましょう。
失敗=絶対悪だと思っていませんか?
でも実は、失敗は「誤差」にすぎないんです。
成功確率は「試行回数」で変わる
『逆張り思考 戦わずに圧倒的に勝つ人生戦略』では、こんな考え方が紹介されていました。
出雲充さん(ユーグレナ創業者)の言葉です。
成功確率1%の賭けごとも、100回やれば約63%、459回やれば99%の確率で成功する。
失敗とか、459回やってから言え。
たった1%の成功確率でも、
459回挑戦すれば、ほぼ必ず成功する。
失敗するたびに落ち込んでいる暇なんてない。
「じゃあ次だ!」とすぐに行動することが、一番合理的なのです。
フィードバックサイクルで成功確率を高める方法
さらに効率よく成功に近づく方法があります。
それが、フィードバックサイクルです。
フィードバックサイクルとは?
- 目標を決める
- 行動する
- 振り返る(良かった点・悪かった点)
- 改善してまた行動する
このサイクルを何度も回すことが重要です。
ポイントは「振り返り」と「改善」
ただ闇雲に数を打つだけでは意味がありません。
振り返り→改善を繰り返すことで、
成功確率はどんどん上がっていきます。
- 最初は1%だった成功確率が、
- 5%、10%、20%と上がり、
- ついには目標を達成できる。
私も、最初は英語を聞いても全く理解できず、
オンライン英会話でもほとんど言葉が出てきませんでした。
しかし、失敗を繰り返しながら振り返りと改善を続けた結果、
少しずつリスニング力が上がり、英語でのコミュニケーションができるようになりました。
失敗を乗り越えるために最も大切なマインドセット
成功に必要なのは、
「失敗しないこと」ではありません。
「失敗してもすぐに次に行くこと」
そして、何度でも挑戦し続けることです。
失敗しても、また挑戦すればいい。
そのシンプルな事実に気づいたとき、挑戦は止まらなくなります。
まとめ|落ち込む時間を、未来への一歩に変えよう
✅ 落ち込むのは時間の無駄。過去は変えられない。
✅ 失敗したらすぐに気持ちを切り替え、原因を分析し、改善して動き出そう。
✅ 数を打てば必ず成功する。
✅ フィードバックサイクルを回して、成功確率を上げよう。
✅ 大切なのは、失敗してもまた始めること。
失敗したら、もう一度はじめればいい。
たったそれだけで、必ず、前よりも強く、前よりも遠くへ進めます。
一緒に、また一歩踏み出しましょう。
参考書籍
- 逆張り思考 戦わずに圧倒的に勝つ人生戦略 著者:成田 修造
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