【DIE WITH ZERO】お金は時間と命の対価?ライフエネルギーとしての使い方を見直そう
「将来のために、今を我慢する」。
多くの人が、安心の老後や経済的自由を目指して、節約や貯蓄に励んでいます。私もかつて、そうした考え方を疑うことなく生きてきました。しかし、ある本との出会いが、私の価値観を大きく変えてくれました。
それが、ビル・パーキンス著の『Die with Zero』です。この本が教えてくれたのは、「お金は時間とエネルギーの結晶であり、人生で最も大切なものは“今この瞬間”をどう生きるか」ということでした。
この記事では、私自身がこの本から得た気づきをもとに、経験にこそお金を使う意味、フィットネス、キャリア戦略など、実体験を通じて「今を生きる」人生設計についてお話しします。
Contents
お金=ライフエネルギーという考え方
『Die with Zero』を読んで最も印象に残ったのは、「お金は私たちのライフエネルギーそのものである」という考え方です。
たとえば、ある商品が8,000円だとして、自分の時給が2,000円なら、それを手に入れるには4時間働かなければいけません。つまり、その買い物は“自分の人生の4時間分”と引き換えなのです。
そう考えると、今まで何気なく使っていたお金に対して、「これは本当に、自分の貴重な時間と交換する価値があるのか?」と問い直すようになりました。
この意識の変化は、無駄遣いを減らすだけでなく、自分の時間や体力をもっと大事にしようという気持ちにつながっていきました。
節約ではなく“経験”に投資する
私はこれまで、節約 = 良いことと捉えておりましたが、本書に出会い考え方が変わりました。
ただお金を貯めることが目的になっていたけれど、本当に大切なのは「お金をどう使うか」。それが“経験”であるならば、それは「投資」なのだと気づいたのです。
実際、私が投資して良かったと感じる経験にはこんなものがあります:
- 語学留学で得た英語力と視野の広がり
- フィットネス大会出場による自己管理力の向上
- 海外旅行や異文化との交流で得た気づき
これらはすべて、お金以上の価値を私に与えてくれました。
フィットネス=自己投資の象徴
社会人になってから本格的に始めたフィットネスは、私にとって自己投資の最たるものです。
大会出場を目指す中で、食事管理や運動習慣を徹底するようになり、NABBA JAPANやKOREAで入賞することもできました。見た目の変化だけでなく、継続力や自信、メンタルの安定も得られました。
フィットネスにかかる費用は決して安くありませんが、これほどリターンの大きい投資は他にないと感じています。
キャリアも学びも、“今”の積み重ね
現在はクラウド技術を扱うエンジニアとして働きながら、アメリカの大学院でオンラインでコンピュータサイエンスを学習中です。
将来のグローバルキャリアの構築に向けて日々準備を進めています。
「未来のために頑張る」のではなく、「今、この瞬間にやるべきことをやる」。そうやって毎日を過ごすことで、自然と未来も近づいてくると信じています。
まとめ:お金を「未来」ではなく「人生」に使う
お金は、私たちの命を切り売りして得た“ライフエネルギー”です。
だからこそ、その使い道は「未来の不安を埋めるため」ではなく、「人生を豊かにするため」にあるべきだと、私は考えるようになりました。
節約することも大切ですが、それ以上に「何に投資するか」「どんな経験を選ぶか」が人生を大きく左右します。
あなたもぜひ一度、お金の使い方と人生の時間配分を見直してみてください。
未来のために、今を犠牲にしすぎていませんか?
あなたの“今”をもっと大切にすることが、結果的に最も満たされた未来をつくることにつながるはずです。
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