【富の方程式】リモートワークのデメリット|便利さの裏で失う「人脈形成」と「昇進機会」の真実

はじめに|「便利な働き方」が必ずしも理想とは限らない

2020年、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって、私を含む多くのビジネスパーソンの働き方が一変しました。私自身も新卒として社会人の一歩を踏み出すタイミングで、いきなりオフィス勤務とリモートワークのハイブリッド型勤務を経験。その後、転職を機に完全なフルリモートへと移行しました。

リモートワークの効率性や柔軟性に魅了され、最初はこれこそが新しい時代の理想的な働き方だと確信していました。しかし数年が経ち、キャリアアップを考える場面が増えるにつれ、「リモートワークだからこそ失われている機会」があると気付きました。

本記事では、私自身の経験を踏まえ、リモートワークの隠れた弊害、特にキャリア形成上の問題点を掘り下げてお伝えします。


リモートワークのメリットと隠れたリスク

リモートワークの明確なメリット|通勤時間ゼロ、柔軟な生活スタイル

リモートワークの最も分かりやすいメリットは、通勤時間の削減です。私も通勤に費やしていた1日2時間を自己投資や資格取得、家族との時間に充てられるようになりました。その結果、エンジニアとしての技術力や生産性が向上し、自分の市場価値が向上したと感じています。

また、時間だけでなく、働く場所を自由に選べる柔軟性も大きな魅力です。これによりワークライフバランスが向上し、生活の質が劇的に改善しました。

【注意点】キャリア形成における影響を見落としていないか?

しかし、リモートワークには「隠れたリスク」があります。それは、キャリア形成に関する重要な機会を逃してしまう可能性です。

私自身、キャリアを振り返った際に「人脈形成」や「昇進・評価」において、リモートワークゆえの不利さを実感しました。これはあまり表に出ないリモートワークのデメリットです。


リモートワークで失われがちな「キャリア形成」の機会とは?

人脈形成の難しさ|オンラインの限界

オフィス勤務では自然な雑談、ランチタイム、偶然のコミュニケーションなど、人間関係構築のチャンスが無数にありました。しかしリモートワークでは、これらの偶然の交流がほぼ失われます。

実際、私が新卒で入社した頃はリモート中心で、先輩や同期との関係構築に苦労しました。その結果、孤独感を抱えやすくなり、困った時にも相談できる人が少ない状況でした。

昇進機会が減少するリスク|データで明らかな事実

2022年の調査によると、経営幹部の40%以上が「リモート勤務者は昇進しにくい」と回答しています。その理由は、直接会っていないリモート勤務者がどうしても「印象が薄い」「貢献度を把握しにくい」と認識されがちなためです。

事実として、私自身が入社して間もない頃は、積極的にアピールできる場が少なく、上司や先輩との関係性が薄くなりました。


私が実際に体験したリモート勤務の落とし穴

社会人一年目、私はほぼ完全リモートで研修を受け、仕事を始めました。仕事上の疑問やトラブルが起こった時も、すぐ横に頼れる先輩や上司がいない環境は非常に厳しいものでした。オンラインで質問しても返信が遅かったり、伝わりづらかったりする場面も多く、悩みを抱え込みがちになったのです。

また、雑談や偶然の対話が少なかったために、社内の裏側の情報や、実践的な業務ノウハウを知る機会を逃しました。これは後の業務遂行能力にも影響しました。


キャリア初期におけるオフィス勤務の価値

特にキャリア初期段階において、対面でのコミュニケーションがいかに重要かということは、自身の体験を通じて強く感じました。

オフィスにいることで先輩や上司からリアルタイムで直接フィードバックを受けられ、その瞬間に疑問点を即座に解消できる機会が数多くあります。これは若手が成長する上で非常に貴重な「生の経験」と言えるでしょう。

また、偶然参加したプロジェクト、先輩からの突然の誘いなど、意図しない偶発的な出会いやチャンスがオフィスにはたくさんあります。これはオンライン上ではまず再現が難しいものです。


リモートと対面のベストなバランスを考える

では、理想的な働き方とは何でしょうか?

私自身の経験から言えるのは、完全リモートか完全出社かの二者択一ではなく、「両者を戦略的に組み合わせること」が重要ということです。

若手社会人のうちは特に、都市部の企業に身を置き、直接の対面コミュニケーションを通じてスキルとネットワークを築くことをおすすめします。そして経験や人脈を十分に蓄積した後、ライフステージが成熟するにつれて地方や郊外へ移住するなどして、リモートワークを積極的に活用していくのが最適です。

私自身も、現在のフルリモート勤務の効率性を享受しつつも、定期的にオフィスに出向いて同僚や上司との対面交流の機会を設けるよう努めています。


おわりに|キャリア形成を意識した働き方を選ぶために

リモートワークは、現代の働き方として確かなメリットを提供します。しかし、その裏に潜む「人脈形成の難しさ」や「昇進機会の減少」という落とし穴を決して見逃してはいけません。

若い世代ほど、この「リモートとオフィスのバランス」を意識的に選択することが大切です。自分のキャリアを後悔のないものにするために、働く場所やスタイルを戦略的に決めてください。

私自身の経験が、あなたのキャリア選択の一助になれば幸いです。ぜひあなた自身にとって最適な働き方を見つけてください。

参考文献

スコット・ギャロウェイ著『THE ALGEBRA OF WEALTH 一生「お金」を吸い寄せる 富の方程式』(2024年12月4日刊/翻訳:児島 修)

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