支出前に必ず考える7つの質問―賢い消費判断と無駄遣い防止のためのチェックリスト
「お金が貯まらないな」
「買ったあとに後悔することが多い」
そんな悩みを抱えていた私が、意識的にやっていることがあります。
それが、「買い物の前に7つの質問をすること」です。
これを習慣にしてから、ムダ遣いがかなり減り、逆に「本当に欲しいもの」には満足してお金を使えるようになりました。
この記事では、そんな私のお金との付き合い方を見直すための7つの質問を紹介します。
Contents
1. 本当に「買う余裕」はあるのか?
よく「今の財布にお金があるから買える」と思いがちですが、買えるのと“買っていい”のは別です。
私が目安にしているのは:
• 毎月の支出は手取りの80%以内に抑える
• 大きな買い物は、貯金の5%以内に収める
このルールに当てはめて、「今この買い物、本当に余裕あるかな?」と立ち止まるようにしています。
2. いくら稼げば、そのモノが買えるのか?
たとえば、10万円のパソコンを買うとします。
でも手取りで10万円残すには、実際には12〜13万円以上稼がないといけないんですよね(税金や社会保険料が引かれるので)。
私はこう考えます:
「この10万円分、仕事や副業で時間とエネルギーを使って稼ぐ価値があるか?」
お金って、労力との交換。だからこそ、価値ある使い道を選びたいなと。
3. その買い物は、どれだけの“時間”と交換しているのか?
例えば、時給1,000円の人が3万円の服を買うなら、約30時間の労働と引き換え。
30時間って、4日分のフルタイム勤務と同じくらい。
私はこれを考えると、「本当にそれだけの時間をかけて手に入れたいものなのか?」と真剣に考えるようになりました。
4. ほかのもので代わりにならないか?
最近では、「これって他で代替できないかな?」と考えることも増えました。
たとえば…
• ジムに行く → 公園やYouTubeで運動できない?
• 高級カフェ → 自宅でインスタント飲めば満足できるかも?
お金をかけなくても、同じ効果や満足感を得られることって意外と多いんですよね。
5. 快適・安心・お金持ち、どれを優先したいか?
お金を使うことで「今が快適になる」「不安がなくなる」というメリットはあるけれど、
そのぶん「将来のお金が減って、お金持ちになるのは遠のく」ことにもなります。
私は買い物のたびに、自分にこう聞きます:
「この支出で、どれを優先しようとしてる?快適さ?安心?それとも将来の自由?」
その答えによって、本当に今それが必要かどうかが見えてきます。
6. その支出が“習慣化”されたら、何年自由が遠のくか?
たとえば、毎月1万円の新しい支出が増えたとします。
それだけで経済的自由(働かなくても生きていける状態)が3〜6年遠のくとも言われます。
たかが月1万円、されど月1万円。
私は「この支出、これから何十年も続けたいと思える?」と考えるようにしています。
7. 将来、そのお金はいくらに増えていたか?
お金って、今使うだけじゃなくて、未来に“育てる”こともできるんです。
たとえば…
• 1万円を年7%で運用できれば、50年後には約30万円になります。
もちろんすぐ増えるわけじゃないし、人生何があるかわからないけど、
「今この1万円を使うのと、将来の30万円。どっちが価値ある?」と、自分に聞いてみるだけでも買い方が変わります。
まとめ:質問すればするほど、お金の使い方に“自信”が持てるようになる
この7つの質問は、私にとって「お金に流されないためのフィルター」みたいなものです。
• 本当に必要か?
• 代わりはないか?
• 将来にどう影響するか?
そうやって一度立ち止まって考えるだけで、後悔のないお金の使い方ができるようになりました。
もしあなたが「なかなか貯金できない」「買ってから後悔することが多い」と感じているなら、
まずはこの7つの質問を、ひとつでもいいので取り入れてみてください。
きっと、あなたのお金との付き合い方が少しずつ変わっていくはずです。
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